STORY

STORY of Salvaged-wine/whiskey

サルベージワイン・サルベージウィスキーYAUCHIのきっかけは、代表:宮地が何気なくYouTubeのショート動画を見ていたときのこと。
“海底熟成酒”という商品に関する動画に興味を惹かれ、自身も着手するための調査と準備を開始しました。

数ヶ月の準備の末、実際にお酒を海底に沈めることに成功。この時はまだ、海底熟成ワイン・海底熟成ウィスキーの販売としてスタートする予定でした。

半年間の月日を経て実際に引き揚げてみたところ、フジツボや小さな貝殻、貝の付着痕などがたくさん付いており、海底熟成の起源である「沈没船から見つかった100年前のお酒」のような見た目になっていて一同は感動。そして試飲後も香りやアルコールの刺激的な味わいがまろやかになっていることが感じられました。

 

しかしどうしてもこの特徴的なボトルの見た目が頭から離れません。
海でお酒を熟成させるというコンセプトは味の変化に焦点が当てられがちですが、このワインとウィスキーには「外観」という、味以外に喜んでもらうためのポテンシャルを持っています。
お酒コレクターなら自宅の棚にずらりとならんだ数々のお酒の中に入れてもいいでしょうし、ワインやウィスキーが好きな友人へのプレゼント、父の日や母の日の贈り物としても喜ばれるでしょう。

また、オンラインでの買い物では試飲ができないため、味の評価を求めるお客様からすると購入する際は不安が拭えないものです。
しかしその点、お客様の購入する決め手が外観重視であればオンラインでも画像で商品を確認できるため、「思っていたのと違う」ということも起きにくいと考えました。

苦労の末に何日も何十時間も準備しながら、半年間も海に沈めてあった自分たちの商品。せっかく購入していただくなら、お客さんが買って納得するようなものをお届けしたいし、たくさんの人に喜んでもらいたい。
引き揚げた瓶を眺めていたら、重視する点は味ではなく外観なのではないかと考えが変わっていきました。

そこで商品の表現を「海底熟成~」ではなく「サルベージ~」へと変更して販売することに決定。

飾って楽しい・贈って嬉しいというお酒の新しい価値を提供する、「サルベージワイン」「サルベージウィスキー」の誕生です。

STORY of YAUCHI

サルベージワイン.ウィスキーと聞くと、ただお酒を沈めて置いておくだけのように聞こえますが、この事業を立ち上げるまでに多くの壁や困難に当たってきました。

酒販免許の申請・審査や仕入れるお酒の選定、特に大変だったのはお酒を沈めておくための場所=養殖場の設置です。

地元の漁師だからと言って海を自由に使えるわけではありません。適当な場所に沈めておくだけでは他の漁をしている人たちの邪魔になってしまいます。

そこでお酒の沈下場所として養殖場を確保することになり、養殖業としては比較的すぐに始められ、3人の本業であるしらす漁の休漁シーズンに活動できるわかめ養殖に同時に着手することに。

しかし養殖場の道具を揃えるのも設置をするのも3人の力では上手くいかず、悩む日々が続いていました。

そんなとき、同じ漁師の先輩や後輩、知り合いのおじさんたち、漁協の方々、数えきれないほど“大勢”の人たちが「君たちみたいな若い子が挑戦するなら応援するよ」と言って、何の見返りも求めずに助けてくれました。

そんな島の“みんな”の助けがあったからこそ私たちの今があり、YAUCHIの運営をスタートさせることができています。

そんな経緯を経てブランド名は日間賀島の方言で“みんな,大勢”を意味する「やうち」→「YAUCHI」と命名。

そしてこの事業を通じてたくさんの人=「やうち」と出会い繋がり、感動を与え、喜んでもらえるようなショップ運営をしていく。というのが運営:スズミヤ水産の想いです。

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運営・スズミヤ水産と日間賀島についてご紹介